ゼニカルは、体内の脂肪吸収を阻害する肥満を治療する薬剤です。
ゼニカルに含まれている、有効成分「オルリスタット」には、肝臓に含まれる消化酵素「リパーゼ」の働きを弱める作用があります。
リパーゼは脂肪を分解する役割の酵素です。
オルリスタットは、リパーゼ活性を阻害することで、摂取した食物に含まれる脂質の吸収を抑制します。
リパーゼの働きを阻害することで、脂肪が分解されずに小腸から吸収されにくくなり、体内に脂肪が蓄積されるのを防ぎます。
参考:Orlistat (marketed as Alli and Xenical) Information/ U.S. FOOD & DRUG
吸収されなかった脂質は、1-2日後に便として排出されます。おおよそ食事で取った脂質の30%前後が排出されると言われています。
脂っこい食事が好きな方は、ゼニカルを服用することで、脂質が原因の肥満を防止する効果が期待できます。
参考:XENical in the Prevention of Diabetes in Obese Subjects (XENDOS) Study/Jarl S. Torgerson, MD, PHD
参考:海外におけるオルリスタットの最近の使用状況 / 池田義雄
参考:This module reflects the initial scientific discussion for the approval of Xenical. This scientific
discussion has been updated until 1 November 2003. For information on changes after this date
please refer to module 8B /SCIENTIFIC DISCUSSION
参考:XENICAL, INN-orlistat / ema.europa.eu
参考:FDA Drug Safety Communication: Completed safety review of Xenical/Alli (orlistat) and severe liver injury / U.S. FOOD & DRUG
食事から摂取される脂質30%の吸収を抑制します。
主成分のオルリスタットが肝臓に働きかけることで、
吸収の抑制がされます。
それにより、ダイエット効果を感じていただけます。
ゼニカルは1回1錠、1日3回まで飲むことができます。
現在の体重や目指したい体型によっては、医師からの服用回数を少なめにするよう指示されることもあります。
医師からの服用回数の指示があった場合は、医師の指示に従ってください。
ご本人の用途に合わせて、ゼニカルの服用は1日3回を上限に調整が可能です。
副作用 | 油斑、排泄時のガス、油分を含む便、油の排泄、排便回数の増加、脂溶性ビタミンの不足など |
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注意事項 |
ゼニカルを使う際は、トイレにこまめに行くように心がけることをおすすめしております。 食べた食事の脂質を排出させる薬のため、日頃よりも油っぽい便がでやすくなります。 便がゆるくなることと、気づかないうちに便が排出されることもあります。 日頃よりも油っぽい便が出るので、トイレ掃除が大変になることがります。 |
注意事項 |
ゼニカルを使う際は、肌のかさつきを感じやすいこともあります。 日頃から油をあまり取らない食生活を送っている人の場合、ゼニカルによって体外に油を排出させることで、体内の油分量が不足することがあります。 そのために、肌のうるおいも不足して、かさつきを感じることがります。 肌のうるおいときくと「水分」を連想しがちですが、実は「油分」も重要な役割を持っています。 油分が不足することで、肌の水分と油分のバランスが取れなくなり、肌状態が悪化することがあります。 |
注意事項 |
体外に油が排出されるため、脂溶性ビタミンと呼ばれる、油に溶ける性質を持つビタミンも一緒に排出されやすくなります。 ビタミンが排出されることで、肌状態が悪化してしまうこともあります。 ビタミン不足を予防するため、サプリメントなどでビタミンを補給しながらゼニカルを使用しましょう |
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